本文へスキップ

新しい視点で活動する 

防災(状況認識編)

地形的考察・・・春日町第三自治会は隣接地域と比べて最も低い地域です

活動報告写真

野田市は、利根川とこれより分流する江戸川に挟まれた下総台地北西域(端部)に位置し、市のほぼ全域に台地が分布する。台地面は、両河川に注ぐ多数の支流や水系に由来する谷や凹地の形成により、複雑な地形面となっている。また、両河川流域には氾濫低地が発達し、砂の堆積した微高地自然堤防)も形成されている。
明治期の自治会域内地勢を見ると殆どが低湿地帯(国土地理院地図より)でした。
自治会域内での標高は、
●春日町地区では標高12メートルを越えています。春日町で最も低い所でも8.1mです。
 高低差は約4mです。
●五木新町地区では、春日町地区と比べて低く、最高10.4m、最低7.0mです。
               高低差は約3mです。
国土地理院のこれまでに作成した「関東地方」のデジタル標高地形図【技術資料D1-No.533】を参照すれば、低いことが理解できます。【2018/11/25追記】
※五木新町地区の最も低い7.0m付近では平成25年8月6日の局地的集中豪雨では浸水被害が発生しました。
 原因は短時間での急激な降雨と排水溝の排水効率の悪さが重なったためでした。
 この箇所での被害再発防止目的とした排水効率改善工事が平成26年3月に実施されました。
 現在まで浸水は発生していません。

地勢的考察(地表面の垂直方向の広がりの様相)・・・揺れやすい地盤

野田市には野田隆起帯と言われる「野田伏在断層(活断層)」があります。
断層は千葉カントリー川間コース・県道17号線東側から南下して東武野田線運河駅を通り、つくばエクスプレスおおたかの森を経て、流山運動公園近くまで活断層が続いています。
■隆起帯とは、下から押し上げるような力が継続してかかっていることで、やわらかい層が褶曲して盛り上がり、硬い岩盤は多くの場合断層となって片側が落ちこみ片側が盛り上がります。
野田隆起帯は上記「野田伏在断層(外部リンク)の4ページ下段」の赤い線を頂点に西側の傾斜しています。矩形モデルを形成しています。
※詳細:「首都圏の伏在活断層(首都直下地震防災減災特別プロジェクトH23年度報告書からの抜粋P3~4)」[外部リンク:東京大学地震研究所」]を参照。  

※ 春日町第三自治会をはじめ野田北部の自治会はすべてこの矩形モデルの上層に位置しています。

※耐地力については、五木新町地区が「弱い地盤」に位置しています。春日町地区は概ね「ふつうの地盤」に位置しています。  ■弱い地盤とは、何らかの地盤対策が必要と評価された地盤です。ふつうの地盤と評価されたところでは、木造住宅など軽い
  住宅なら支えられると評価された地盤であり、やや重い住宅は、地盤対策が必要とされます。      

野田市地震ハザードマップ      

地震ハザードマップでは、想定される地震の一つとして「野田伏在断層の活動による地震(マグニチュード7.0」が想定されています。
この野田伏在断層は、厚い沖積層で覆われた活断層とされていますが、地表で観測することができないため「最後に地震が発生した時代が何時か?」を知ることはできません。また、今後いつ発生するか予測することも困難です。
しかし、地震が発生すると、市内では広い範囲で震度6強となり、断層に近い南部や河川沿いでは強く揺れることが想定されいます。
この他、東京湾北部地震(マグニチュード7.3:震度6弱)や茨城県南部(マグニチュード7.3:震度6弱)が想定されています。
※野田市北部地区では、坂東市、つくば市、桜川市などを震央とする茨城南部地震、高萩市あたり茨城沖地震、福島沖地震には注 意が必要です。
 茨城南部地震では強い縦揺れが発生しています。    

※ 2016年5月16日21時23分ごろ発生した茨城南部地震:震央北緯36.0度、東経139.9度(坂東市矢作付近(外部リンク))、深さ40km、マグニチュード5.6では強い縦揺れを感じました。

さらに、「地震ハザードマップ」では、以下の危険度、地震発生時の揺れやすさについても説明されています。
※ 自治会域内では液状化危険度、危険度、揺れやすさの全てが高い値となっているので十分注意してください。
  「野田伏在断層の活動による地震」、「東京湾北部地震」、「茨城県南部地震」 発生【震度6強】時には、
  以下のような状況となることが想定されています。【【野田市地震ハザードマップより抜粋・追記】2018/11/26更新】
   ●人間:経っていることができず、這わないと動くことができない。
   ●家具:固定していない家具のオトン度が移動、転倒する。
   ●屋外:多くの建物で壁や窓ガラスが破損、落下する。補強されていないブロック塀の殆どが崩れる。
   ●木造建物:耐震性の低い建物では、倒壊するものが多い。耐震性が高い建物でも壁や柱が破損するものがある。
   ●ガス水道:ガス管、水道の配水設備に被害が出る。
  注)上記の被害【震度6強】は、あくまで目安であり、震度6弱でも起こる可能性はあります。 
    計測震度6強は、6.0、6.1、6.2、6.3、6.4があります。【2018/11/26追記】

  1. 液状化危険度マップ(危険度が大きい)[野田市地震ハザードマップ]
  2. 地域危険度マップ(危険度4ないし5)[野田市地震ハザードマップ]
  3. 揺れやすさマップ(野田伏在断層直下地震M7.0想定時)震度6強・計測震度6.1ないし6.2[野田市地震ハザードマップ]      

野田市の降雨量と地形的な関係

 春日町第三自治会は、近隣地区と比べて低いところに位置しています。

 当自治会は近隣地域との間で最も低い地域となっています。当自治会での春日町最高12.7m、最低五木新町7.0mです。
自治会内は春日町地区では標高10メートルを越えています。春日町地区より地盤の低い五木新町地区では最低7.0mです。
この7.0m地点では排水効率改善工事を平成26年3月に実施しました。

台風や局地的集中豪雨の発生時には、周辺地域の雨水も自治会域内に流れ込んできます。
 ■排水側溝の清掃などを心掛けましょう。

野田市内の雨量観測所

 ■観測所:野田(のだ)[外部リンク]:千葉県野田市宮崎134 (江戸川河川事務所庁舎屋上)
 ■観測所:関宿(せきやど) [外部リンク]:茨城県猿島郡五霞町山王 (山王地区水防倉庫隣り関宿観測局舎屋上)
野田市での1時間あたりの降雨量の最高値は80mmでした。
 平成29年7月4日23:00に62.0mmでした。      

浸水への心構え

 野田市では「洪水ハザードマップ」も発刊されています。自治会内は春日町地区では標高10メートルを越えています。春日町地区より地盤の低い五木新町地区では最低7.0mです。この7.0m地点では排水効率改善工事を平成26年3月に実施しました。
とりあえず江戸川堤防の決壊がなければ大丈夫と思います。
 当自治会は近隣地域との間で最も低い地域となっています。当自治会での春日町最高12.7m、最低五木新町7.0mです。集会所前7.7mです。
他の近隣地域と比較するために国土地理院地図陰影起伏図を基に調べた結果は、次のとおりでした。
五木の最も低いところで8.3m、光葉町第2号館前8.7m、谷津:七光台駅東口前7.3m、谷津7.8m、日の出町8.9m、谷吉10.3m、蕃昌12.6m、吉春8.4m、岩名の低い所(岩名2丁目)でも9.3m、七光台地区はすべて10m以上です。【2018/11/26更新】これら近隣地域の雨水は自治会内の雨水と共にすべて座生川へ流れ、江戸川へと放水されます(下の写真を参考)。
※五木新田、吉春地区からの川の流れが見られます。よく見ると春日町第三自治会の班レイアウトがわかります。
しかし、江戸川の水位が上昇し、江戸川からの逆流防止のため岩名にある座生川閘門を閉鎖【国交省】する場合があります。
閉鎖後、当自治会および近隣地域での雨量が増え続ければ座生川の水位が上昇し、自治会域内での浸水の発生も懸念されます。
 ■当自治会域内では平成25年8月6日の局地的集中豪雨で2か所が浸水しています。
 ■岩名閘門が閉鎖される契機は、江戸川下流の浦安市堀江(外部リンク:国土交通省))の水位6.1mとなった時です。
  この水位は江戸川野田橋で5.6mに相当します。この時点で岩名閘門閉鎖への行動が始まります。
  ※ 5.6mに達したからと言って直ちに閉鎖とはなりません。その時の状況次第で最終的に実施されるようです。
 国土地理院地図-1975年ごろの状況です。

野田市の洪水避難勧告・指示

洪水時の避難情報の指標は次のように出されます。また、野田市の避難勧告は「栗橋観測所」の水位が基準となります。

観測所判断基準対象避難内容
栗橋避難判断水位(8m)に達したとき避難行動要支援者避難準備情報
栗橋氾濫危険水位(8.5m)に達したとき避難行動要支援者避難勧告
要支援者以外避難準備
野田(野田橋下流)避難判断水位(8.2m)に達したとき対象者全員避難勧告
野田(野田橋下流)氾濫危険水位(8.5m)に達したとき対象者全員避難指示

※ 観測水位が確認できます。外部リンクをクリックしてください。
  ■観測所:栗橋(くりはし)   利根川水位  外部リンク:国土交通省
  ■観測所:野田(のだ)     江戸川水位  外部リンク:国土交通省
  ■観測所:芽吹橋(めふきばし) 利根川水位  外部リンク:国土交通省

※ 現在の河川の状態を確認できます。夜間は見え辛いです。
  利根川河川事務所 ライブカメラ(外部リンク:国土交通省)
  江戸川河川事務所 ライブカメラ(外部リンク:国土交通省)

地盤環境について

あまり知られていませんが、環境省では「全国地盤環境情報ディレクトリ(外部リンク:環境省)」というサイトを通じて地盤沈下に関する情報を公開しています。
環境省では地盤沈下の範囲は、市川市、船橋市から野田市等を含む葛南・東葛地区と千葉・市原地区、君津地区及び北総地区を含む地域で、平成26年は2,138.0km2の範囲を調査しました。
 この結果、野田市は平成25年1月~平成26年1月の1年間で2cmの沈下(外部サイト:環境省)が認めらせた。
 平成21年1月~平成26年1月の5年間で6cm以上8cm未満の沈下(外部サイト:環境省)が認められました。

最近の地震情報   【2018/11/25更新】


千葉県の野田市鶴奉にある震度観測点での観測データを以下に表示します。
 残念ながらリンク先が2018年2月で野田市鶴奉の地震データ更新を停止しています。
 下記のデータが最後となります。
     □ 鶴奉年別観測データ:ここをクリック(外部リンク)すると表示されます。
■過去の地震情報震度5弱以上地震については、ここ(外部リンク)をクリックしてください。

関東地方の地盤は複雑な構造をしています。

以下の4つの地震情報はすべて外部サイト(yahoo!)へのリンクです。
茨城南部地震茨城沖地震福島沖地震などでは、地震速報・野田鶴奉の発表震度より強く感じた方も多くいると思います。
特に、茨城南部地震(上記:2016年7月17日 13時24分ごろ)では、ドーンと突き上げるような揺れを感じました。
【以下、2018/11/25更新】
また、たまたま居合わせた川間にあるスーパーのお客の中には、「キャー」と悲鳴をあげる【震度5弱基準】人も多くいました。
一方、2015年5月30日20:23に小笠原諸島西方沖の深さ682kmで発生した5強の地震(マグニチュード8.1)では野田市鶴奉で震度4を観測したが自治会域内では震度2程度(10秒間くらいゆっくり小さくゆらゆら揺れた)としか感じられませんでした。
野田市内でも地震の震央地の違いなどで揺れ方がさまざまです。
野田市鶴奉の観測値だけで野田市全域での地震触れ方するには、違和感を感じることがあります
地盤の状況が正しく認識されて、野田市内でも揺れ方が異なることを認識し、それぞれに応じた備えが必要と思います。