1.大雨への備え
大雨が伴う自然災害として、「台風」や「記録的短時間大雨」などが挙げられます。
台風は、発生から日本に影響が出始めるまでには、時間的に余裕があるので、予め準備・避難が可能です。
突発的に大雨をもたらすのが、「局地的短時間大雨(ゲリラ豪雨)」や「竜巻」です。避難する時間的猶予がありません。
台風が接近してきた場合は、次の1. と2.の両方を参考にしてください。
また、局地的短時間大雨の際には、1.を参考にしてください。
さらに「竜巻注意情報」については、「ここから」をクリックしてください。
気象庁が提供する情報:雨の様子・台風情報
- ①雨の様子(雨雲の動き)
- パソコンでは「ここ」、スマホ・タブレットは「こちら」をクリックすると情報が表示されます。
- ②台風情報
- パソコンでは、ここ、スマホ・タブレットでは、こちらをクリック。
- ③竜巻情報
- パソコンでは、ここ、スマホ・タブレットでは、こちらをクリック。
※国土交通省では、台風や集中豪雨が多い春から秋にかけてを出水期(しゅっすいき)として、洪水に対する備えを呼びかけていますが、大切なことは、一人ひとりが洪水の危険性を認識し、身を守る意識を持つことです。
2.短時間大雨の前兆
大都市のヒートアイランド化等によるとみられる局地的・突発的な豪雨は、とくに「局地的大雨(ゲリラ豪雨)」と呼ばれ、近年、局地的大雨(ゲリラ豪雨)は新たな都市型災害の典型事例となっています。
大都市のヒートアイランドは、人間活動が生んだ都市型災害の典型である短時間大雨(ゲリラ豪雨)に結びついている言われています。
局地的短時間大雨の前兆は、次の通りです。
- 急に暗くなる
- 雹(ひょう)が降ってくる
- 雷鳴が聞こえる
- 風が冷たく感じる
- 耳鳴りがする
- 土の匂いがする
3.竜巻の前兆
巨大な積乱雲を見たり、冷気に気付いたら、急いで避難しましょう。また、また、巨大な積乱雲の正体は、スーパーセルと呼ばれる大きな雲のかたまりで、親雲の下には、上昇気流が発生していて、この上昇気流が竜巻になります。
※2013/9/3の午後2時過ぎに埼玉県越谷市で発生した竜巻が野田市岩名・光葉町・谷津に渡って住宅などに被害をもたらしました。
竜巻の前兆は、次の通りです。
- 積乱雲が近づく兆しがある
- 真っ黒い雲が近づき周囲が急に暗くなる
- 雷鳴が、聞こえたり雷光が見える
- ヒヤッとした冷たい風が吹き出す
- 大粒の雨や雹(ひょう)が降り出す
4.雨の呼び方とその雨量など(気象庁の呼び方)
雨の降り方(強さに)を気象庁では、次の表のように表しています。
1時間の雨量 mm |
表記 | 人が受ける イメージ |
人への影響 | 補 足 |
---|---|---|---|---|
10 |
やや強い | ザーザーと降る | 地面からの跳ね返りで足元がぬれる | 地面一面に水たまりができる |
20 |
強い雨 | どしゃ降り | 傘をさしていても ぬれる |
地面一面に水たまりができる |
30 |
激しい雨 | バケツをひっくり返した ように降る |
傘をさしていても ぬれる |
道路が川のようになる |
50 |
非常に 激しい雨 |
滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) | 傘は全く役に立たなくなる | 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる 車の運転は危険 |
80 |
猛烈な雨 | 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる | 傘は全く役に立たなくなる | 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる 車の運転は危険 |