令和元年の2つの台風に学ぶ

 ●広域に、大量に降る雨で74河川の128か所をもたらした台風19号。

 ●電力インフラへの甚大な被害をもたらした「猛烈な風」を伴った台風15号。

 ●新たなフェーズに入った台風の脅威。

自分でできる対策

一人一人が自ら取り組む「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合って取り組む「共助」、国や地方公共団体などが取り組む「公助」が重要だと言われています。

一番大切なのは、一人一人が取り組む防災

自助:基本となるのは「自助」、一人一人が自分の身の安全を守ることです。特に災害が発生したときは、まず、自分が無事であることが最も重要です。

避難準備を整える:自治体からの避難準備・高齢者等避難開始の発令に留意するとともに、危険度分布や河川の水位情報等を用いて高齢者等の方は自ら避難の判断

避難グッズの準備:ふだんから手の届くところに、携帯ラジオ、懐中電灯やスリッパ、薬、ホイッスルを備える。

警戒レベルと行動
警戒
レベル
取るべき
行動
避難情報 雨の情報 川の情報
命を守って! 災害発生 大雨特別警報 氾濫発生情報
全員避難 避難指示(緊急)
避難勧告
土砂災害警戒情報 氾濫危険情報
高齢者など避難 避難準備 大雨・洪水警報 氾濫警戒情報
避難方法の確認 大雨・洪水注意報 氾濫警戒情報
最新情報に注意 早期注意情報

なぜ強い台風が増えているか?

台風は赤道近くの熱帯の暖かい海で生まれ、水蒸気が雲になる際に放出される熱を主なエネルギー源として成長します。海面水温が26~27度以上だと台風の発生や成長に最適とされます。

台風19号発生後初期には海面水温30℃以上(平年比+1℃以上)の海域を進み、日本のすぐ南の海面水温も27℃以上と平年より1℃から2℃高く、エネルギー源となる水蒸気を多く取り込んだことにより強い勢力を保ったままで、日本に上陸しました。

 熱帯の海面水温が上下する現象として有名なのがエルニーニョやラニーニャです。14年夏から16年春に強力な「スーパーエルニーニョ」が発生しましたが、終息後にその間接的な影響で日本の南海上の海面水温が上がり、台風の発生や発達を促した可能性があります。さらにモンスーンという季節風や、熱帯海域を東または北寄りに進む積乱雲の塊の影響が重なると台風の渦ができやすくなります。温暖化の影響で熱帯の海面水温が全体として上がっているところへこれらの現象が重なり、台風発達の条件がそろいやすくなっているようです。


ストップ!地球温暖化

少し古い資料となりますが、2008年IPCCの「「気候変動に関する政府間パネル」(外部リンク)」の中で
 ●地球温暖化には、もはや疑い余地がない
 ●気温は100年間で0.74℃上昇し、近年はさらに加速している
 ●多くの自然環境が既に温暖化の影響を受けている
 ●生態系には既に異変が生じ始めている
 ●異常気象の頻発などにより人間社会へも影響が現れている
 ●20世紀半ば以降の地球温暖化は人間活動が全員
 ●100年後、地球の平均気温は1.8~4.0℃上昇
とされた。


我が国の地球温暖化対策計画【環境省発表】

2020年に向けた我が国の新たな温室効果ガス排出削減目標:25%に代わり、現時点で、国際的にコミットする 2020 年度の温室効果ガス削減目標は、2005 年度比で3.8%減とコミット。

 

 

調節池が効果を発揮

台風19号による洪水に対して、治水を目的としたダム、首都圏外郭放水路がフル稼働また菅生調節池、稲戸井調節池、田中調節池で過去最大となる合計約9,000万立方メートルの洪水貯留効果を発揮しました。取手水位観測所で水位低減の効果があったと推計されるとのことです。

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